【完】蒼色ネクタイ-好きになってごめんなさい-












そして迎えた次の日。



待っていたあたしのもとに

見覚えのある綺麗な女の人がかけてきた。





「ごめんねっ。待たせちゃったよね?」




綺麗………



そうあたしに笑いかけるリカさんは

モデルみたいにスタイルも抜群で

あたしはただただぼーっと見つめていることしかできなかった。



同じ女の子のあたしでもきゅんきゅんしちゃいそう…



やっぱりあきらめなきゃいけないのかな…?


でも。それでもあたしは、もう諦めたくない。


何を言われても…


受け止めて、自分の言葉を伝えるんだ。



そう決意したあたしにリカさんが口を開く。



どきどきと心臓が激しくざわめいた。






「事情はユキに聞いたんだ。

いきなりなんだけど、綺羅ちゃん。

勝負しよう?」






え…?



文句言いに来たんじゃないんだ…。