【完】蒼色ネクタイ-好きになってごめんなさい-







「アカネ、あたし帰る。」


「だめ。」



あたし、だってまだ柚くんと会う自信がないよ……







「「きゃーっ!ユキさまー!!」」




相変わらずの黄色い声が聞こえたかと思うと


柚くんが出てきた。










………綺麗な女の人と手を繋いだ。






「………っ!」




あたしはそれ以上見ていられなくて

背を向け走り出そうとした途端