「柚………くんが………?」 「綺羅ちゃん。しっかりして……!」 いつの間に来たのだろうしーちゃんが あたしの背中を優しくさすり 肩を支えていてくれた。 「しーちゃん………!」 「綺羅ちゃん。大丈夫だよ。病院に行ってみよう?」 しーちゃんに支えられながら、 気づけばあたしは 柚くんがいるという病院についていた。 受付に行くと先生のもとに案内される。 そこには既に優しそうな女性がいて すぐに柚くんのお母さんだとわかった。