『もしもし、神無月綺羅さんでよろしいですか。』 真剣なその声にあたしはドキリ、とした。 「はい。そうですけど………?」 こういう時の嫌な予感は当たってしまうもので……… 『浅日さんが……浅日柚さんが倒れて先ほど病院に運ばれました。………』 すぅーっと背筋が冷たくなり 力が抜けて膝から床に崩れ落ちた。