【完】蒼色ネクタイ-好きになってごめんなさい-






「アイツ!?」


朝のアイツがマイクを持って話していた。



…ってアイツ、生徒会長だったんだ。




しみじみとそう思った瞬間




「「キャーーーッ」」




と耳をつんざかんばかりの悲鳴が


後方から聞こえてきた。





何事かと思って振り返ると


ギャラリーで先輩方がアイツを見て黄色い悲鳴をあげていた。





「キャー!ユキさまよぉー!」



なんて声があちこちから聞こえてくる。