あたしは唇を噛み締めて見つめた。 「なら、いい。」 そんな声が聞こえて、あたしはぐっと目に力を込める。 「お前、俺のことずっと好きでいろ。」 俺様な命令口調にあたしはゆっくりと顔を上げる。 「俺もずっと……お前ばっか見てた。」 えっ……どういうこと……… それって……… 「あの時の俺はガキで認められなかったけど 綺羅、好きだ。」 -期待しても、いいの?