【完】蒼色ネクタイ-好きになってごめんなさい-






「誰もアンタなんかのストーカーしないわよっ!
いくらカッコ良くても性悪なやつなんて!!」



ふんっ!言ってやった!!


そう思っていると


「ふーん。オマエ、俺のことカッコイイって思ってたんだー。
別に意地はらなくてもいいんだよ。ストーカーちゃん?」



そういってそいつは、にやりと笑った。



…っー!ほんっとむかつくっ!!



「だいたいアンタなんかねぇ…「じゃあな。ストーカーちゃん。」」



人の話を最後まで聞きなさいっ!


ってかストーカーじゃないっ!



そう思った時にはもう


アイツの姿はなくて…って



あれ?


そういえばあたし、アイツと同じ学校…だよね?


ってことはあたしも降りなきゃだったんじゃ…!



そう思った時にはもう遅く



あたしはその日、遅刻ギリギリで校門に駆け込むことになるのだった…。