......
柊だ!!
トゥルルル
慌てて柊に電話をかける。
「もしもし?」
聞きなれた柊の声。
「もしもし!?雅が倒れたから来て!!」
「はぁ!?どこだ!?」
柊の声はいつもより随分慌てている。
どこ......それは私が聞きたい。
雅は気を失ってるから聞けないし......
しょうがないよね。
「どっかの田んぼ!!」
これで分かるかな.....?
まぁ、分かってもらわないと困るんだけど。
「は、?チッ、分かった。すぐ向かう。」
おぉ、流石学年三位!!
ヒカルと雅の次に頭良いだけある。
「う、ぅーん。」
「辛いよね......ごめんね?」
雅のうなり声が苦しそうでこっちまで苦しくなる。
......ごめん。雅。
「ちさっ!!」
息切れした柊の声が聞こえる。
「柊っ!!」
「っ。雅は!?」
まだ息切れしている柊。
......息切れするほど走ってきてくれたんだよね。
「熱が高くて......。」
「ほんとだ。」
雅の額に手を当てる柊。
「取り敢えず背負ってくか。っと。」
流石、柊。サッカー部のエースだけある。
だって身長180はあるだろう雅を背負ってるんだもん。
「ほら、行くぞ。ちさ。」
柊に促されて我にかえる。
「走るか......。」
走るの!?
雅を背負って!?
「なにしてんだ。ちさ。早く行くぞ。」
って、もう走ってるし!!
早っ!!
こうしている場合じゃない。
走らないと。
慌てて柊を追いかける。

