「稚咲っ、」

友達と別れ、一人、校門に向かっていた稚咲を大声で呼ぶ。



稚咲の肩がビクリとはねあがった。




「俺っ、「ごめん、私、まだ啓と普通には話せないよ......。」


そう言って走り出した稚咲。



......そんだけ傷つけたんだよな......。


今日は、やめとくか。


でも、

......ぜってぇぇぇぇ諦めねぇから!!!