だれだろう。



だれかがーー、















「あら、蓮華ちゃん起きた?」



「…ゆきさん………?」



見慣れた笑顔が私を出迎えてくれた。


「おはよう。気分はどう、」

「ど……うし…て、」

「直昭が連れてきたの。ここ私の家。」



結希さんは私の近くに座った。

「大丈夫?詳しい事情は直昭からかいつまんで聞いたけど、直昭が蓮花ちゃんがしようとしてる事邪魔しちゃった的な感じであってる?」

「……たぶん」



直昭さん。

連れてきてくれたんだ、前に結希さんに会いたいって言ったから。


「直は買い出しと頭冷やしに外に出てるから暫くは帰って来ないわよ。良かったら話を聞かせて欲しいな…無理にとは言わないけども」


にこりと笑った。
結希さん。



「………」