「にゃーねーむいよー。」 設営には私と萌香ちゃんの二人で行くことになった。 デザインは元からあるぶんに多少アレンジを加え、 完成している。 設営は会場、もといロビーに飾るのだ。 会場入口付近だから見るのは主にお客さんだ。 朝の早く(と言っても9時くらいから。)だからか 知らないけど萌香ちゃんはすこし眠たいみたい。 「萌香ちゃん、はい。スタッフ証。首からかけててね。」 車を駐車場にとめ、私は運転席をおりた。 時間はあるがテキパキしなければ。 「うぅー。はい、がんばります」