「ありがとう…」 「このくらいしかできないから。良かったら」 蓮花はふふと笑いながら言った。 「大切にする。」 キーケースを握りしめた。 「……。」 「うん?どうしたの」 「………ぷ、」 「ぷ?」 蓮花は目を伏せたまま言った。 「プロポーズ……みたいだなって………」 …………。