ハナミツ






「直昭さん、あの、...誕生日は、その、お仕事はどんな具合ですか?」



「祝ってくれるの?」


「はい。良かったらご飯とか、その、直昭さんが忙しいならまた今度に...」




「...こないだのでおれは誕生日祝いだと思ったから良かったんだけど。」



こないだ......の。
直昭さんとその、エッチしたこと。



「...あ、あの、私、」


くくと直昭さんは苦笑した。



「うそうそ、ごめん。反応可愛くって。」


「...っ...」


からかわれた。

赤面寸前の私は大人しく下を向いた。


「明日の夜に祝って欲しいな。
日付跨ぐ頃。その頃じゃないと身体空かなくて。」



「明日...ですか?」



「蓮花が大丈夫なら。あんまり長くは居られないけど。」