風呂から出て蓮花はしばらく、ぼうっとしていた。 「......大丈夫?」 「...」 ぼんやりしながらうなづいた。 「...」 彼女の横に座り、ミネラルウォーターの水を飲む。 「蓮花、水飲んだら。冷たいから、」 蓮花に渡そうとしたら、こちらをじっと見る。 「直昭さん」 「ん」