「ほう、いやいや、僕は諦めませんよ。桜さん?」 「ふふ。」 私は、居たたまれずに 控室には行かず舞台の裏手に走った。 ………。 舞台の搬入口近くに座り込み床のバミを見ていた。 薄暗くて、いつもは怖い場所なのに。 自分より桃花が見た目は良いことは知ってる。 それが悔しいんじゃない。