「ありがとう。お祖母ちゃん。」 「当たり前です。寒いし、雪も降りますから。」 断固とした口調で、お祖母ちゃんは言った。 母はいなくなった訳じゃない お祖母ちゃんだっていてくれる。 でも、……なにか穴が空いたみたいに。 分からなくなってしまう。