ハナミツ






「………」




ざわざわと声がする雑踏。



すれ違う足音。


流れる電車の案内アナウンス。






あと100メートル……






















「…………え、なんて。
楽しかった?そりゃ良かったなー。
さんざん俺をからかっておいて。まったく。」