「そうですか。」 「綾瀬君は理性でセーブしてる部分が強いのかもね。 逆にタツ君はアーティスト活動もしているから本能で感じとったり感覚的な部分が優れている。 とまぁ性格分析は置いておいて…… 悩み事は、どんな感じ?」 俺は食べていたドリアのスプーンを置いた。 「……。あ、言いづらいんですが。」 「カノジョ?」 「……。」 ふふっと東海林さんは笑った。 「……はは、ごめんごめん。まさか当たりだった なんて思わなくてね。」