「またぁ、スタンド花の設営ですか?うげー」
「美咲。」
美咲はのそのそとスタンド花の依頼書を確認する。
「だれだぁ。
立花 真琴?知らないなぁ、あぁ、声優の。ふーん、」
「………。」
タチバナマコト。
ー君が、あんなことしたから
母さんはいなくなったんだよ。君のせいだ。
ドクン。
やめて、違う違う。
わたしを、責めないで。
ードクン
「店長てば、どこの馬の骨とも分からない若造のスタンド花の依頼を……って蓮!大丈夫?…すごい顔色悪いよ。」
「え、………あ、あれ。」
美咲はまったくと腰に手をあてた。
「あんたみたいなの、人から言われないと休まないのよね。休憩してきなさいよ。」

