「じゃあ、その時は僕と結婚して?」


「ふふっ。そうだねぇー…


18歳になって、かっこよくなって、

その時に廉乃くんに彼女居なかったら、迎えに来て?」


「ほんとに?


絶対僕、望愛と結婚するから。


望愛を白馬に乗って迎えに来るよ。


「うん。


待ってるよ?」


「うん!

約束の指切り。」


そう言って小指を立てて私の方へ突き出す。

私も小指を立てて廉乃くんの小指に絡める。


「「指切りげんまん嘘ついたら針1000本飲ーます!

指切った!

」」


「これで、約束したからね。」

「うん。…廉乃くん待ってるよ?」


「待ってて。僕、迎えに来るから。望愛…」