道のど真ん中に突っ立ってる、廉乃くん。


「なに?」


「手…繋いでくれないの?」


涙目でそう言ってくる。


もぉ、可愛いんだから…


「ほら、おいで。」


そう言って手を出すと、

「うん!」


そう言って走ってきて私の手を小さい手が握る。


「望愛…僕に惚れた?」


「なわけ無いじゃん。」

「ちぇっ。

…ま、望愛が僕に惚れるのは時間の問題だけどね。」

「(すごい自信だね…(^ω^;))」


そんなことを考えてると…

もう家が見えてきました。


すると…


「廉乃っ!」

綺麗なお姉さんが廉乃くんを呼んでる。

「(あらま、顔立ちがそっくりなこと。

廉乃くんを女にした。


みたい…ww)」

「ママー。」