彼は私を見つけた。


私見る彼の瞳はまぶしくて、Springshineの春のものではなく、いつもはメガネ越しで見えていた笑顔だった。



『今日の春なんか違うね』

観客が話しているのが聞こえた。


確かに違う。


でも、私は春も春さんをすきだった。


気づいてしまった、恋する胸の音に。