「それ、どういう意味?」 “怖い” 彼女は確かにそう言った。 何が? 何が怖いんだ? 「もしかして、俺?」 そう聞けばふるふると首を横に振る桜。 「じゃあ、何?」 俺がじゃないとすると、何が怖いっていうんだ? わかんないよ。 お前が何を考えているのか、俺には全然わかんない。 昔は、わかってたのに。 君が自分でわかってないようなことも、わかっていたのに。 8年という空白の大きさを実感させられた。