「嘘…ですよね?」 やっと口にできたのは、そんな言葉。 だって8年だよ? こんなに素敵な人が私なんかを…? そんなの、ありえない。 「桜、なんで俺がフランス語できるんだと思う?」 「…え」 さっきは気にしてなかったけど、そういえばフランス語できてたな。 でもそれは海外とよく関わる海外営業部にいるからじゃ…? そんなことを思っているとハァとため息をつく彼。 そしてその次には 「そんなの、お前がフランスに行ったからに決まってるじゃん」 そう言った。