慌てて家の中に入る。


「本当に男前だこと…♪
死んだおじいさんにそっくり…。」


隼人の手を握りながら
おばぁちゃんが言ってる。


隼人の腕を引っ張って
玄関に連れ出す。


「ごめんね!!後は上手く
言っとくから早く今のうち
に帰った方がいいよ!!」


「もうすぐお父さんも
帰って来るからね♪」


お母さんが叫んでる。


「別に俺はぜんぜん構わ
ないけど…。
俺もちゃんとお前の家族に
挨拶しなきゃ。
って思ってたし…。」


「ただいまぁ!!外に置いて
あるバイク誰のだぁ?」


お父さんだ!!


「「お帰りなさい!!」」


なぜか隼人も一緒に
なって言ってる…。


「おぅ!!あのバイク君の?
青春してるねぇ…(笑)」


そう言いながらお父さんは
リビングに入って行く。


隼人と2人思わぬお父さんの
反応に立ち尽くしてしまった。