「お前ら適当すぎっ。」

「いや、お前が適当過ぎだろ!」


数名から確かにーと声が上がる。



「じゃあ、ムカデ競争か借り物かは俺、適当に割り振っとくから。綱引きは全員参加ね。意義あるひとー。」


「「「意義なーし」」」

ほんじゃ、解散。



アオのその声でみんなガタガタと席を立ち始めた。


大抵、アオは人のことみてるから、女子なんかは仲良いやつとくっつけるだろうし、男子も得意、不得意に応じて上手くわけるだろう。


その辺が分かってるから、みんなアオに任せてるのだろう。