―*―*―*―*―*― ――寂しくても、我慢してくださいね―― 暫く来られないと言われたあとに続いた言葉。 まるで、魔法にかかったような浮遊する日々。 資料探しに向かった大型書店で目に留まった一冊の本。 迷いなくレジへ持っていったのは、きっと、その魔法のせいだ。 喜んでくれるだろうか? 考えたのも、きっと。