大好きだよ?お兄ちゃん

お兄ちゃんの真っ黒な瞳には私が映っていた。

顔がまったく緩んでない。


「怒ってるの…?」


いつもは6時位に帰るのに、遅くなったから心配してるのかな?


「質問に答えてよ?

なんでケータイ鳴らしてるのに気づかないの?」

やばい…

すっごく怒ってる…



「姫美ちゃんと話してたら時間忘れちゃって、ケータイは電源切れちゃってたの」


するとお兄ちゃんの顔が歪み


「好きな人が…なかなか帰ってこなかったら…心配するのがフツーだろ…」

いつの間にか抱き締められていた。


やっぱり



お兄ちゃんの温もりは好きだが、“愛”とは違う…。