断るみゆ猫を制止して


«お姫様だっこ»

というやつで担ぐと



俺は保健室まで急いだ。




「隆我くん……。」


そんな声が耳元で聞こえて、



俺は思わずドキリとする。



「ありがと…。」



その言葉に上気する頬を押さえて



俺は保健室へ急いだ。