「じゃあ、持ってきな。」
「えっ?いいんですか?」
「いーよ。いーよ。ね?りーちゃん。このお姉さん、困ってるんだって。
りーちゃん、ちょっとだけお姉さんにぴょんたん、貸してあげな。」
「おねーたん、こまってるー?」
「う…うん……。」
「ぴょんたん、いるの?」
「うん……。」
「じゃー どーぞっ。」
「え?いいの?」
「うん。りーたん こまってないもん。
でも ねーたん こまってるもん。
だから ぴょんたん、かしたげる!!」
「ありがとう!」
私は«ぴょんたん»というらしい
うさぎのぬいぐるみを受けとると
勢いよく走り出した。

