なにがなんでも、みゆが欲しい。


1%でも可能性があるなら奪ってやる。



……確かに最初はそう思っていた。




でも……



『はぁ…』



木陰でひとりため息をつくみゆを見たら



なんだか自信がなくなってきちゃったんだ…。