はぁ……。



私はひとり大きくため息をついた。


頭上には私の気分とは不釣り合いな

雲ひとつない青空が広がっている。




はぁー……



もう一度ため息をつくと




「みゆ…?」


柔らかい声にドキリとする。




……。だって、今考えてた人が来ちゃったんだもん。