ガラッ 久しぶりの数学教室は なんだか少し温かい感じがした。 「急にどうしたの?隆我くん。」 「なあ。みゆ。」 隆我くんはそういうと はぁっと大きなため息をついてから 「お前、ホントに春多と付き合ってんの?」 意を決したようにそう聞いてきた。 「…うん。」 「……。やめろよ。」 「え…?」 「春多なんかやめろよ。 俺を好きになれよ。」 え…それって…… その問を聞くより先に 「そういうことだから。」 ひとことそう言って 隆我くんは出ていってしまった。