【完】純粋子猫の甘い初恋






でも


その無邪気な恋心は



消えるのも突然だった。











「好きなのっ!」



その声は


りぃちゃんとにぃを探して
校内を歩き回っている時に聞いてしまった声だった。



「いいよ。」



「ほんとっ?リョウくんっ?」





それは

紛れもなく
りぃちゃんの声で



リョウ

それは………


ー俺の兄だった。