【完】純粋子猫の甘い初恋





「シュウくん?」

ートクリ




その感情は突然で

気づいたら俺は
りぃちゃんばかり見ていた。



登下校中だって

休み時間だって

運動会でだって





俺の目にうつるのは

りぃちゃんばっかりで


俺が一番に見つけるのは

りぃちゃんだった。





いつも気づけば追っていて



あ。これが恋なんだって

幼心に気づいてた。




そんな恋心を


俺はどこか楽しんでいた。