…と。



タッタッタッタッ


廊下を走る足音がきこえてきた。





タッタッタッタッ



その足音は


徐々に


こちらに

数学教室に



近づいてくる。





なに……?

怖いよ………。





ガラッ!


勢いよく扉を開けたそれは………



「隆我くん………。」




だった。