「おぅ!わかっ…「おい!!そこ!!何話してるー!!」」

そう答えた俺の声を先生が遮った。

そうだ。今授業中だった…笑


「あ!センセーちょーどよかった!俺、腹痛いんだけど…」


苦しそうにそういって腹を抑える柊…

コイツ、すげぇ…

ってかこの演技力こえぇ…

「お、おぅ。そうか…じゃあ行ってこい。」

先生しどろもどろだし…

柊はすれ違いざまに俺に目配せをして去っていった。

…え?
目配せ…??

ちょっと待て!柊!!何する気だ!!


そう思っても遅く、
俺は柊が出ていった扉を呆然と見つめた。