【完】純粋子猫の甘い初恋




淡いミルクティーの髪をした男の子が
にこにこして立っていた。


「…誰ですか?」

私がそう聞くと
男の子は驚いたように目を見開いてから

あぁ。そっか…
俺まだみゆちんに挨拶してなかったか…

としばらく下を向いて
ぶつぶつ言ってたかと思うと

ふと顔をあげて

「隆我探してんだろ?」

と言った。