【完】純粋子猫の甘い初恋






「ふえっっ……りおちゃぁぁぁん!!」

悧麻ちゃんの姿に安心して涙がまた流れる。


「みゆっ!!どうしたっっ!!大丈夫っっ?!」

でも
綺麗な長い焦げ茶色の髪をぼさぼさにして
いつもの冷静さからは想像できないくらい焦ってる悧麻ちゃんをみたら


「ぷふっ」
なんだか笑えてきてしまった。

「どうしたの??みゆ?」

「私って愛されてるなぁって思って。」

「あったりまえじゃないの!!心配したのよ!!
で?なにされたの?」

「ふぇっ?なにが?」

「なにが?って決まってるじゃない!
秋本よ!!」