「いいんだって。あんなことがあったんだし」 「じゃーね」 潤くんが曲がり角を曲がって姿が見えなくなった。 ・・・おい、私! なに、ちゃっかり近所まで送ってもらっちゃってるの! 図々しい人って思われたかな。 そう心配するのと同時に、明日の学校が楽しみで。 潤くんにまた会うのが、楽しみで仕方がなくて。 「これが、恋・・・?」 生まれて初めて、恋をしたのかもしれない。