弥生に相談すれば…何かいいアドバイスをくれるんじゃないか…


そう思った。


俺はすぐさま弥生にメールした。


『暇?相談あるんだけど。』…と。


すぐに返事が返ってきた。


『いいよ~。部屋に来なよ。』


俺は弥生の家に行った。


ピーンポーン━


ガチャ━


「どうぞ♪」


弥生が迎え入れてくれた。


「お邪魔します。」


「先に部屋行ってて?ジュース持って行くから!」


俺は指示通り、弥生の部屋に行った。


最近は来なくなっていた弥生の家。


昔は雪哉といっぱい来たのになぁ。


数分後、弥生がジュースを持ってきた。


「唯兄…相談って何?小谷先輩の…こと?」


弥生には俺が小谷さんを好きなことも…あの日あったことも…話していた。


「…それもある。実はさ…」


俺は植草さんのことを話した。


「…そっかぁ。ほんのちょっとだけど、小谷先輩への想いが植草さんって人に傾いてるね。」


…やっぱり…。


「でも…まだまだ小谷先輩への想いはたくさんあるよ?植草さんの告白を受けるにはまだ想いが少なすぎる…。」


弥生は冷静かつ優しく答えてくれた。