100回の後悔

「俺には終わった話なんだけど」



俺にはもう、終わった話で夏音も納得済み。



「そんな話しなら俺帰るわ」



お前の話を聞きに来たのになんで、俺の話をしなきゃいけねーんだよ。しかも元カノのことを。



湊歌を置いて歩き出すと、



ーーーギュッゥ…



後ろから温かい体温に包まれた。



え…



「ごめんなさい。違うの。私が言いたいのはね、こんな話じゃないの。ーーすき。大好きだよ。隼人」


「は…???」


「本当に伝えたいことなんてこれだけなんだよ。でも、私緊張して…テンパって…あんなこと口走って」



ごめんなさいって……消えそうな声で謝った湊歌。




嘘だろ……?いや、嘘だと困る。



本気なのか…湊歌。



「だから、怒らないでほしい」



ギュッゥーー…



さっきよりも強く抱きしめられる。



本気なんだな…



「湊歌?離して。顔みたい」


「え?あっ、ダメ!!今顔赤いから…」


「離してくれないと返事できない」



そう言うと緩んでく腕の力…。