タッくんにいじめられた。
毎日毎日お水掛けられて。
面会に行ったママに叱られた。
ママは悪い人なのに。
何で私を叱るの?
嫌だったから、ママに会いに行くのをやめた。
同時に、タッくんを殺した。
罪を被るのは、アタシだから、良いの。
あの女と同じ学校だった。
あの女は、皆から嫌われていた。
私のことも嫌っていた。
だから許せなくて、ボクに頼んでペンを盗んだ。
それだけじゃ許せなくて、殺してあげた。
私のこと嫌うんだもん、許さない。
罪を被るのは、ボクだから、良いの。
カオルに出会って、ようやくアタシやボク、ワタシと別れられると思ったのに。
別れたいわけではないけど、別れないと強くなれないと思ったから。
だけど、カオルは私を裏切った。
ワタシが力になる、と言ってくれたけど。
幼いワタシに手伝わせることは出来なくて。
結局は私が殺した。
ようやく誰の手も借りずに、自分で殺せた。
警察が私を逮捕しようとしていたけど。
ワタシが力になって、逃げきることに成功。
ワタシは他人を騙すのが大得意だから。