彼女もその答えに納得したのか、明るい声で叫ぶ。
「よし、こうなったら今日は飲みあかすぞ! ハル、ジュース持ってきて!」
「勉強は?」
「もういいってそんなん! 試験なんてサイコロ振っとけ!」
「だめだって!」
そういいつつ、その日はえみがずっとくだらない話やおもしろい話をしてくれて、私を何度も笑わせてくれた。
えみが話を聞いてくれるだけで、すごく楽になった。
彼女が帰ったあとも、あたたかい気持ちが残っている。
龍也君から誕生日にデートしようとメッセージがきたのは、その日の夜のことだった。
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