彼に色々聞きたいことがあった。 どうしてここにいるの? とか どうして助けてくれたの? とか。 罰ゲームって、どういうこと? とか。 だけど安心したのと同時に、目の前の景色が白くくらむ。 「ひな! ひな、大丈夫か!」 変なの。 近くにいるのに、彼の声がだんだん遠ざかっていく。 そのまま私は意識を失ってしまった。