白馬の王子様は誰?~まさかの四角関係!!~

信じられず、ふむふむと頷きながら、席を立つ。

琉稀のグラスを持ち、自分の飲み物も取りに行く。

ーーガッシャーンッ



「あっ――…」



「大丈夫ですか?お客様、お怪我はございませんか??」



「ごめんなさい……;;」



途中、店員さんとぶつかり、グラスが手から落ちた。

スローモーションで見えた落下の瞬間。

知らないうちに、ボーッとしてた自分。

琉稀の過去なんて、私にはどうでも良い話なのに。