白馬の王子様は誰?~まさかの四角関係!!~

お兄ちゃんの説明に、凛子先輩はプレゼントの返却を求める。

しかし、翔ちゃんは首にグルグル巻き。



「俺はこれが良い」



「でも……;;」



「だって俺も、マフラーだから」



翔ちゃんが取り出したプレゼント。

その中身は、本当にマフラー。

淡いピンクの、毛糸編み。

翔ちゃんのマフラーは、ウサギの毛。



「私には?」



「後で」



凛子先輩が羨ましく、琉稀に手を出して催促。

その手を握り、内緒になってしまったけど、もう満足。

久しぶりに手を握ってくれたんだもん!

繋いじゃった!

恋人繋ぎだよ!




「琉稀、大好きっ!」



「まだあげてねぇ;;」



「良いから良いから♪」



金額ではない。

琉稀の愛が、最高のプレゼント。

お金では買えない。

簡単にはゲット出来ない。

この世に一つだけのプレゼント。

言葉で得る事も難しい、琉稀の愛。



「きゃーっ!!」



「……うるせぇな;;」



でも、やっぱりプレゼントも嬉しい!

翌朝、昨夜の事も忘れ、一糸纏わぬ姿でベッドで跳ねる私。

窓から射し込む光に翳した右手の薬指。

そこに嵌まる指輪。

琉稀の指にも、それはちゃんと嵌まってた。




         -END-