「――よっ」 「あ、翔ちゃん!聞いてよ!私、今からね?」 「ん、福田から聞いてる」 「そうなの?」 18時10分前。 余裕を持って家を出ると、翔ちゃんが私の出待ちをして居た。 浮かない顔で。 「何かあった?」 エレベーターに乗り込んでも、翔ちゃんはジーっと私を見てる。 …襟でもおかしいのかな。 私は浴衣の襟元や帯を確認。