夕陽でサヨナラ



それにしても…

「やっぱりってどーゆーこと?」


まさか、気づいてたの?


ハァ、と重く溜息をつくと三木君はポツリポツリと話し始めた。


「前から、変だと思ってた。二人で目配せしたり、見つめ合ったり。香は俺と居るとき上の空だし。」



香はそんな子じゃない

きっと三木君だって香が浮気してるなんて思わなかっただろう。


しかも、まさか自分の親友となんて。