だから、私が手を差し伸べた。
「ユイ、アキ、マリン、ルリア。」
「なに?
マキ?」
私が名前を呼んだらパンダ四人が笑顔でこっちに走ってきた。
「その辺にしといたら?
後はあたしが楽しむから。」
「はぁーい♪」
「ありがと。」
私が作り笑顔を見せると。
「うっ…うん///」
と、顔を赤くさせ、どこかへ行った。
私はこのクラスで一番権力を持つもの。
この美貌と、頭の良さと、世界№1の松崎財閥の次期社長と言う座にいる私。
この私に逆らえばみんなすぐに家なんて潰せる。
「上田さん。
ちょっと来てもらってもいいかな?」
そう言って私が微笑むと、彼女も少し口角を上げ、頷いた。


